漫画『ダウト』感想。

こんにちは。りほです。

今日のブログでは最近読んだ漫画『ダウト』の感想を書こうと思います。

一巻完結ながらぎゅっと濃縮された無駄のないストーリー、

そして作品が訴えかけているテーマに胸が熱くなりました😊

それではいってみましょう〜

漫画のあらすじ

『ダウト』の主人公は、かつては野球青年で、今は編集者として働く成人男性の「原田」。

自分の子供の「ヨシ」が学童野球のチームに入っているので、父親である自身もチームの運営に参加しています⚾️

チームのコーチ「中本監督」は、上下関係、根性論、数をこなす練習などを重視する昔気質の監督です👹

かつて自身も同じような指導を受け、ピッチャーの命である肩を壊して野球から遠ざかった原田は、

黒田監督の指導法に疑問を持ち、監督と対立するようになるのですが、そんな矢先に監督が病気で倒れてしまいます🛌

監督代行となった原田はチームを率いて、学童野球の大会に出場することになるのですが、初戦の対戦校は強豪校でした。

試合ではヨシが途中からピッチャーとして登板し、チームは一時は息を吹き返しますが、相手の戦略的打線の前に再び苦境に陥ります😱

原田は監督としてバッテリーにかける言葉に悩む中、自分がピッチャーをやっていた時に監督からかけられた言葉を思い出します。

以下からその時の監督の言葉→原田の回想台詞→現実の原田の台詞と続きます。

印象に残った台詞

『失望させおって 

インハイにストレート 

指示通りに投げたにもかかわらずなんだあの様は 

今日の敗因はすべてお前にある 

実力うんぬんの前に根性がまるで足らん 

罰として投げ込み300球だ いいな 原田』

『はい』

あの時からオレは 「ハイ」としか言わない人形になった

自分の頭で考えて動き 自分の心で野球に向き合うことを放棄した

だからオレは 野球が楽しくなくなったんだ

あのマウンドで 監督の出すサインはわかりきっていたんだ

あの時オレが 監督に求めたもの…

きっとそれは───

「……ウメさん 伝令はいらないっす

 ヘーイッ バッテリー深呼吸‼︎

 いいか ここが勝負所だぞ

 このピンチ 自分たちの力で乗り越えてみろ‼︎」

「…………」

「あいつらが全力で挑むのを見守る… 急造監督のオレにできるのは これぐらいっすよ ウメさん」

「原田はん……」

デジタル版『ダウト』立沢克美著/桑田真澄監修/集英社(2015)193〜198頁より

古い指導法を疑ってみよう

漫画のタイトルである「ダウト」は「Doubt」、「疑う」という意味の英語の動詞。

古い野球の常識を疑おうという桑田さんの思いが込められたタイトルだと思います。

上下関係や根性論による支配的な指導では、子供は何を言っても無駄だと諦め、自分の意思を持つことをやめてしまいます。

意思を少しでも出せば「言い訳か!」「生意気な…」「子供のくせに」と言われるのであれば、子供は大人の人形になるしかありません。

学生の頃支配的な指導を受け、肩も壊して野球から遠ざかってしまった主人公の原田は、

自分の子供が野球の試合で窮地に立たされた時、昔自分が監督に言ってほしかった言葉を子供にかけます。

それが「このピンチ 自分たちの力で乗り越えてみろ‼︎」

原田は監督から信じて、見守っていて欲しかったのだと思いました。

指導者が支配的になるのは子供を信じていないから、指導者自身の力しか信じていないからかもしれません。

私個人に関しても信じて、思いを聞いて、待っていて欲しかったという思いはあります。

前にシェアした朝日新聞の記事にもあったように、「教え込む」「叩き込む」のではなく「聞く」「気付かせる」指導が広まってほしいと思います。

おわりに

「ダウト」はすっきりストーリーがまとまっていて、立沢先生の絵も味があって大好きです。

(私のアイキャッチイラストでは再現しきれていませんが💦ちなみにイラストは原田です)

アイキャッチイラストで原田が持っている絆創膏にもきちんと意味があるんですよ🩹

そして、原田達にたまにアドバイスをしてくれる謎の男の正体とは? 

(なんとなく察しがつくかもしれませんが…笑)

機会がございましたらぜひ読んでみてください😊

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